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【3月5日】チーズケーキの「GOLDWELL」デパートリウボウにオープン

【3月5日】チーズケーキの「GOLDWELL」デパートリウボウにオープン

チーズケーキの「GOLDWELL」
3月5日、デパートリウボウに開業 
人気レシピ動画制作のシェフパティシエが商品開発

 (Polestar Communications 2021.02.21記事より)

クリームチーズや卵、砂糖、小麦粉など材料はとてもシンプルなのに、しっとり濃厚な風味を余韻に残し、日常のひと時を贅沢な気分にさせてくれるチーズケーキ。

レアチーズにスフレチーズ、ニューヨークチーズ、ティラミスだって、その仲間だ。最近では、香ばしさが特徴のバスクチーズケーキの人気に火がついた。

「チーズケーキが食べたい気分」は、もはや一つではない。長く世界の人々に愛され、多彩なバリエーションで至福の味覚が育まれてきた“王道スイーツ”に、2021年3月、沖縄から新風を吹かせる新たなブランド「GOLDWELL kisekino sweets」(ゴールドウェル・キセキノスイーツ)が誕生する。

沖縄で唯一の百貨店「デパートリウボウ」(那覇市久茂地)の1階に3月5日、1号店が開業する。職人歴27年のパティシエで、YouTubeの人気レシピ動画コンテンツを制作する石川マサヨシ氏が商品開発を手がけた。チーズ系スイーツのクラシックな洋菓子をベースに、店内厨房で焼き上げるフレッシュなケーキデザートを販売する。沖縄産の素材を取り入れつつ、ケーキ全体の調和にこだわりながら「万人のおいしい」をかなえる。ネットストアで2月26日から、先行販売が始まる。

GOLDWELL&デパートリウボウ対談企画はこちらから→

「百貨店は最強メディアになれるか。新スイーツブランドで沖縄からイノベーションを」

 沖縄発「百貨店の進化」を体感
ネット&リアル店舗、同時出店

「GOLDWELL」のブランド名は「金」と「井戸」に由来する。命の水の源泉につながる井戸の周りには、人が集まり、土地を豊かにし、その地に産業や雇用を生み、地域の役に立てる存在__ というイメージを連想させる。

沖縄から生まれる新しいスイーツブランドとして、深みと発展性を追求する開業メンバーの意欲を掛け合わせた。

2層のチーズケーキ&ショートブレッド
沖縄産ギリシャヨーグルトで爽やかなコク

看板商品には「井戸」を模した2層のケーキ「キセキノチーズケーキ」。上層のレアチーズには、沖縄県・沖縄市でチーズ工房を営むパメラ・アンさんのギリシャヨーグルトを使った。

沖縄産生乳でできたヨーグルトで、クリームチーズのようなコクと爽やかな酸味が、下層の濃厚チーズケーキのおいしさを引き立てる。周囲を囲んだショートブレッドとの相性もぴったり。

焼き立てで提供する温かいスフレチーズと、レアチーズケーキのほかに、ネット通販やギフト商品には、冷凍に対応したケーキや、クッキー、パウンドケーキなども用意している。

コロナ禍にあって、これまで淡々と過ごした日常が、実は特別な時間の連続の上にあったことに気付かされたこの1年。緊張を解きほぐし、気持ちを前向きに切り替える心のスイッチに、王道スイーツのプロの味でさらに「豊かな時間をつくってほしい」との思いを込めた。

先行リリースするネットストアでは2月26日から販売を始める。リウボウ店を県内外への注文・販売・製造・発送の拠点として活用する。

 動画で見た「シェフの味」体感の場に

「GOLDWELL」でグランシェフを務める石川氏は、ホテルニューオータニで8年間修行した後、シェフパティシエ、工場長、専門学校講師などを歴任。コンテストで最優秀賞に選ばれるなど、技術力の高さが評価され、多数の商品企画、ブランディングなどに携わった。

その後、神戸のマカロン専門店「グラモウディーズ」で、シェフパティシエを5年半務め、2018年からフリーランスのパティシエとして活動を開始。現在は企業向けの顧問として経営改善や工場の運営改善、商品・店舗開発、セミナー講師などを手掛けているほか、YouTube で「シェフパティシエが教えます。失敗しないスイーツづくり」の動画チャンネルを運営し、登録者数は13万人を超える(2021年2月19日現在)。

熟練パティシエならではの洗練された手さばきと段取りにフォーカスした動画コンテンツで、これまでに配信したレシピ解説は60本以上。英語表記もあり、そのうち2割超がアジアなど海外からのアクセスだという。

再生回数上位のチーズ系レシピを商品化

販売する商品には、公開されたレシピで再生回数の多い人気のスイーツばかりを採用した。料理と同様に、同じレシピでも、技術や材料によって味や出来栄えは異なる。

初出店となる「GOLDWELL」は、動画の視聴者が公開レシピの「正解」を求め、シェフの味を体感できる場として、国内外に向け発信していく。今後、動画コンテンツの人気に応じて新商品を投入する。

店頭にもうけたデジタルサイネージでレシピ動画を配信するほか、石川グランシェフによるスイーツ教室などを開講し、お菓子づくりの体験を通して顧客とのコミュニティーづくりに生かす。

リアル店舗で映える、熟練シェフの技

石川氏自らグランシェフとして立ち上げる「GOLDWELL」は、これまでホテルや企業などの組織で培った多種多様な役割と経験を総動員して挑む初のリアル店舗。「個」に備わった技術力と表現力の集大成の場として、商品企画、生産現場の総指揮を執る。

既存の老舗ブランドや人気店による一般的な百貨店の出店形態とは異なるが、石川氏の職人としての実績と経験と、デジタルを活用したコンテンツ制作、顧客とのコミュニケーションの実践に裏打ちされた提案に、百貨店の進化を模索するリウボウインダストリーが応えた。

 沖縄の地の利生かし、百貨店をメディアに

ネットとリアルの境界を超えたプロモーションの実践が、新ブランド展開の鍵となる。

沖縄・那覇の一等地にあるデパートリウボウを「メディア」として最大限生かしながら、オンライン市場の開拓や“コト”体験型サービスの拡充を模索する百貨店の魅力の再構築に一役買いたいとの目標も掲げる。

今後は、韓国などアジアの百貨店への進出を目標に、名実ともに、「沖縄の地の利をフル活用する」新たなスイーツブランドとしての成長を目指す。 

ロゴ制作、店舗設計に沖縄出身デザイナー

店舗設計・ロゴデザインを手がけたのは、沖縄県豊見城市出身で東京で空間コーディネーターとして活動する比嘉洋介氏。空間デザインからグラフィック、映像プロモーションなどをトータルでサポートするスタートアップ企業として2017年に「KAKERU CREATIVE STUDIO」を設立。アパレルや美容室、飲食店などのデザイン設計を手がけた。今回は、独立後初となる故郷・沖縄でのオファーで、GOLDWELL創設メンバーとともに、沖縄から興すネットとリアルの新感覚スイーツブランドの発信に引き続き協力していく。

 

GOLDWELL&デパートリウボウ対談企画はこちらから→
「百貨店は最強メディアになれるか。新スイーツブランドで沖縄からイノベーションを」